いよいよ実践です。今日から使えます。
AIに渡す資料は、
「一次情報」
と呼ばれるものを使ってください。
一次情報というのは、会社が自分で出した資料のことです。決算短信、有価証券報告書、開示のお知らせ。こういうものですね。
では、ニュースの記事はどうでしょう。
あれは、記者の方が読んで、まとめたものです。まとめるときに、必ず何かが省かれます。Xの投稿も同じで、誰かが感じたことが入っています。
悪いわけではないんです。ただ、判断の土台にするなら、省かれる前のものを見たほうがいい。
だから、一次情報なんです。
どれも無料で、誰でも見られます。
EDINET(イーディネット)は、国が用意しているサイトです。上場している会社が出した資料が、ぜんぶここに集まっています。
渡すときは、次の頼み方を使ってください。
あなたは、投資の初心者に会社を説明する係です。 添付した決算短信だけを読んで、次の順に説明してください。 1. この会社は、誰に、何を売っているか 2. 売上と利益は、前の年と比べてどうか(数字も書く) 3. 会社自身が「苦しい」と書いている点 4. この資料だけでは分からないこと 条件: ・添付資料に書かれていないことは書かないでください ・分からない場合は「資料に記載がありません」と答えてください ・株価の予想や、売買のすすめは書かないでください
ポイントは3つあります。
特に「4. この資料だけでは分からないこと」を必ず入れてください。ここが空っぽで返ってきたら、その答えは疑ってください。1つの資料で全部が分かることは、ありませんから。
たしかに、分析はできた。
でも、こう思われませんでしたか。
まったく、そのとおりなんです。
実はそこが、この講座のいちばん大事なところです。
探して、ダウンロードして、渡して。この作業をぜんぶAIがやって、分析まで終わらせてしまう。そこが、最終のゴールになります。
ただ、今日のところは——
一次情報とは何か。プロンプトとは何か。
この2つを知っておくことが、先へ進むために大事なんです。だから、体験しておいてください。
毎回この形を考えるのは大変ですよね。実際の場面ごとに使えるプロンプトを12種類、冊子にまとめました。
……ほか
そのままコピーして使えます。
AIが出した数字は、必ず元の資料で確かめてください。
面倒に感じるかもしれません。でもこれは、「はじめに」でお話しした「大きく負けない」に、まっすぐつながっています。確かめる手間を惜しんだところから、大きな失敗は始まります。
AIに聞くのをやめて、AIに仕事をさせる。
その第一歩が、「一次情報を自分で用意して渡す」ことです。